製造

第一弾|応募締切 2026年10月21日(水)

大日工業株式会社

基板実装で培った電子・光の技術を、新しい用途と販路へ載せる事業づくり

求める協業=顧客接点と用途開発、企画・デザイン(2案を並行して募集)

01会社概要

1966年創立、1970年設立。電子回路基板の設計から試作・量産までを一貫して手がける。主力は業務用エアコン向けの基板実装。売上高24.8億円(2024年9月期)、従業員75名。2025年8月、清水区庵原地区に新工場を建設し本社を移転した。基板実装事業・UV事業・ポリウレア事業の3事業部を持つ。

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大日工業株式会社の事業イメージ

02事業テーマ

主力の基板事業が縮小局面に入った。建築需要の落ち込みと輸入材の高騰で業務用エアコンを設置する建物の新規受注が大きく減っており、今後の大きな回復は見込みにくい。基板以外の2事業を3〜5年で売上比率10%へ、というのが従来の目標だったが、それは基板事業が落ちない前提の「上乗せの10%」だった。次の柱を今つくる必要がある。製造技術・リソースはあるが、顧客と用途を見つける機能を持ってこなかった。UV殺菌装置×植物工場(案A)と、電子技術×BtoC(案B)の2案を並行して検討し、それぞれの協業可能性を確かめたうえで、確度とスピードの高いものから事業検討を進める。

03解決したい課題

案A|UV殺菌装置 × 植物工場

対象顧客は、単価の高い植物を通年で生産し、一度の被害で損害額が大きい植物工場・生産者。設備投資に積極的な事業者。支払う人は経営者、使う現場は無人の栽培環境、導入を決める人はプラントの設計・施工である。

閉鎖環境で空気を循環させるため、病気が中で蔓延すると全滅する。無人運転が基本で、週1回の検査では分かったときには手遅れになる。植物工場は、薬剤を撒く対策が取れない(取らない)工場が多い。しかしながら、対策は入室管理だけで、空気そのものに手が打てていない。一度の発生で、損害は億単位になる。

実際に相談を受けている先が2件ある。2年前に施設内で全滅を経験した生産者と、コンテナで輸入し「開けたら全滅」が起きてコンテナ内での処理を相談してきた輸入業者である。

案B|電子技術 × BtoC

想定顧客は、地域のイベント、商業施設、住宅などで当社の技術に触れる生活者・来訪者。費用を払うのは自治体、商業施設、観光事業者、住宅・施設の事業者。

BtoBはなかなか表に出ない。世の役には立っていても、大きな会社でもBtoBだと地元から認知されない企業が多数ある。全社員が「ありがとう」を実感でき、「大日工業は私たちの町にあるんだよ」と言われる事業を持ちたい。

ただし、生活者側の課題仮説はまだ特定できていない。だからこそ、企画とデザインを持つ相手からの提案を受けて具体化したい。

04共創イメージ

案A|UV殺菌装置 × 植物工場

現状の代替手段はこの課題を解けていない。入室管理(防護服・シャワー)は人が持ち込むものは防げても空気は処理できない。薬剤の空中散布は使えない(使わない)。週1回のサンプル検査は後追いでしか分からず、判明したときには手遅れになる。

空調の循環経路に組み込み、吸い込んだ空気に装置の内部でのみUV-Cを照射する。人にも植物にも紫外線を当てず、空気だけを処理できる。UV-CはDNAを直接変性するためすべての菌・ウイルス・真菌に効果がある。(アルコールや次亜塩素酸は菌の種類により効かない)。無電極UV-Cランプ、寿命5万時間、24時間稼働で電気代は月約300円。5年間の性能保証を付け、現地へ出向いて紫外線強度を実測している。

事業アイデアの核は、装置を売って終わりにしないことである。栽培環境のデータ(温湿度・CO2・菌数)と連動させ、「いつ・どこに・どれだけ照射するか」の制御まで共同で設計し、装置を単体の機器から環境制御の一部へ引き上げる。想定価格帯は約500万円。販売収益に加え、定期点検・保守契約による継続収益を見込む。

案B|電子技術 × BtoC

光・電飾の技術(LED内蔵の木の手すり「ははのて」、UV-Cランプもその延長)と、電子回路・基板の設計、試作から量産までを一貫して行える体制がある。アイデアを実物にし、数をつくれる。

一例として、電子技術を活かしたイルミネーション事業がある。光の演出を通じて人が集まる場をつくり、地域に来訪の理由を生む。ただしこれは一例であり、この領域に限定しない。当社の技術で生活者に届く事業であれば、広く提案を募りたい。

「ははのて」で分かったことがある。あのときもデザインは県内のデザイナーに依頼した。自分たちだけだと全然形にならず、ただの棒になってしまう。工業デザインだけでなく、プロダクトデザインやストーリーづくりまでできる相手が要る。

この案の目的は、いきなり事業を確定させることではない。提案を受けながら方向性を定め、進みそうなものから形にしていく。

05提供できるアセット

  • 電子回路・基板の設計から試作・量産までの一貫体制と、大手向け量産で培った品質・技術

  • 光・電飾の技術(LED内蔵の木の手すり「ははのて」、飲料水ノズルの殺菌灯、無電極UV-Cランプ)

  • 2025年8月に稼働した新工場。アイデアを実物にし、数をつくれる

06求めるスタートアップ

  1. 植物工場・施設へのチャネルと、プラント設計への組み込み提案力(案A)

  2. 栽培環境データの取得と、効果検証の設計(案A)。装置を売る・売られるの関係ではなく、照射制御を一緒に設計したい

  3. プロダクトデザイン、コンセプト・ストーリーの設計、体験やイベントのプロデュース、BtoCの販路(案B)

2案に共通して求めるのは技術ではない。顧客接点・用途開発・企画設計という、当社に足りない側の機能である。役割分担としては、案Aで装置の設計・製造・量産、性能検証と5年間の保証、設置環境に応じた仕様の適合を、案Bで電子・基板の設計、光源の選定と制御、試作から量産までの一貫対応と品質管理を、当社が担う。

07意気込み

Mision 技術力と実行力で人と地域に貢献

Vision モノづくりを通じて地域に愛される会社、社員が誇れる会社へ

Value  ・最高品質の基板づくりを追求し、お客様が感動する製品の提供

・お客様・社員へ日々誠実に言動し、地域と共に成長・発展

MVVを具現化したい /

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第一弾の応募締切:2026年10月21日(水)