01会社概要
静岡市内の制御盤製造業。創業38年、従業員30名。主力は自動車生産設備の検査機・生産管理機で、静岡県内および全国の拠点へ長年納入してきた。マイコンを使った制御基板設計、ソフト開発、ASIC設計、3Dプリンターによる試作作成から、メンテナンスまでを一貫して手がける。
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02事業テーマ
主力顧客の業務が7割を占め、顧客都合で業務の縮小・拡大を行ってきた経緯がある。少しでも顧客都合による縮小を減らせるよう、もう一つの柱として成長させたい。主力製品とは別に、袋井のメロン温室へ環境システムを納入し30年ほどメンテナンスまで行ってきた。その生産者から「交配後の画像データから収穫用の地図が作成できないか」という依頼を受け、ドローンの画像から収穫地図を作成する提案を行った。現状のバージョンアップの時期とも重なり、顧客とともに挑戦することにした。
事業テーマの詳細資料を見る(PDF)(PDF・新しいタブで開きます)03解決したい課題
対象顧客は、現在はメロン温室(袋井の安井農園)である。同農園は近年、静岡理工科大学や静岡大学とボイラーの効率化やより高度な環境制御による品質向上に取り組んできた。将来は大規模施設園芸ハウスなどへ拡販していく。
顧客が抱える問題は労働者不足である。近年、高齢化と相まって圧倒的な労働力不足が農園の経営を圧迫している。作業手順のデジタル化もなかなか進まない。
現状は、農園の経営者が出荷日を決定して、パート作業者が確認してから収穫作業が始まる。経営者の判断でしか出荷が決まらないため、不在・病気の際は出荷が遅れる状況にある。一目で見える画像化された地図による収穫日程の作成は、省力化・効率化の手助けになる。
04共創イメージ
交配後の画像データから収穫用の地図を作成する。温室内をドローンが飛んで画像を収集し、画像処理によって収穫地図をつくる。
収穫地図が完成すれば、経営者の判断を待たずに事前に収穫日程を作成でき、パート作業者への指示も事前に確認できる。また、出荷遅延や配送の計画も行えるため、効率よく作業を進めていける。
技術的な壁は飛行にある。既存のGPS付きドローンでは温室内での飛行誤差が大きく使用できないため、自分の位置を確認しながら飛行してゆくドローンの開発を考えた。プログラムを何度か組み替えながら試験を進めたが、飛行誤差を想定内に収めることができず、新しいドローンの選定を行っている(価格・大きさ等で苦しんでいる)。走行ロボットやレールを使ったドローンなども検討したが、障害物と、将来的に14棟をすべてカバーすることを想定すると、小型ドローンによる飛行がベストと考えている。
共創では、小型ドローンによる飛行を実現させ、画像処理による収穫地図作成を実現する。小規模ながら、温室内でのドローンによる画像収集は既にトライしている。
05提供できるアセット
ソフト開発・制御基板設計・ASIC設計と、試験環境
3Dプリンターを使った試作作成から量産・メンテナンスまでの体制
30年にわたり環境システムを納入・保守してきた実在の実証フィールド(メロン温室)
06求めるスタートアップ
温室内で安定して飛行できる小型ドローンの選定と飛行技術。既存のGPS付きドローンでは飛行誤差が大きく使用できず、自己位置を確認しながら飛行する機体が必要
障害物のある閉鎖環境での安定した画像収集
画像処理による収穫地図の作成(共同開発)
自社でできることはソフト開発・基板設計・ASIC設計・試験環境、できないことは小型ドローンの選定および飛行技術である。安定した飛行と画像収集をスタートアップに求め、共同で商品開発をすることを想定している。社長直轄の新規事業部を新設し、専任2名(担当者+営業)にソフト開発者1名が兼務で参画する。
07意気込み
温室内を自動監視できるドローンを開発し、施設園芸各所に提供できるよう展開することで
会社の柱としていきたい。将来は大規模施設の自動監視システムの一部として活用できるようにする。設計・開発データの活用はスタートアップとの共創で実現する。
